口蓋裂児の構音発達-子音習得と異常構音の経過-
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概要
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This paper reports the development of consonant articulation and the transition of defective articulation in 40 cleft palate children. The subjects were operated by the palatal mucosal flap method with mucosal graft at Kitasato University Hospital when they were 1 year old. Speech samples were obtained every 3 or 6 months beginning in the preoperative period until 7 or 8 years of age.<BR>The results were as follows:<BR>1) Nasals, glottals and semi-vowels were acquired at about the same age as normal children.<BR>2) Labio-plosive /p/ was uttered after the operation and completed without apparent delay.<BR>3) Dentals, alveolars, palato-alveolars and velars were acquired with several degrees of delay.<BR>4) Some nasopharyngeal articulations and glottal stops were uttered in the preoperative period and disappeared rapidly after the operation.<BR>5) Tongue movement of cleft palate children seems immature and sometimes develops abnormally.<BR>6) Middle ear disease was found frequently and must be followed up carefully.
- 日本音声言語医学会の論文
著者
-
新美 成二
東京大学医学部
-
岡本 朗子
北里大学病院
-
鈴木 恵子
北里大学病院耳鼻咽喉科
-
鈴木 恵子
北里大学病院
-
原 由紀
北里大学病院
-
新美 成二
東京大学医学部音声言語医学研究施設
-
鳥飼 勝行
北里大学形成外科
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