ピロカテコールバイオレットによるスズ(IV)およびアルミニウムの比色定量
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概要
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金属イオンに対して試薬小過剰を添加し,酢酸ナトリウム緩衝剤共存のもとで希アンモニア水を用いてスズ(IV)ではpH3.5,アルミニウムではpH6.0とする.生成した水溶性呈色化合物の吸光度を前者は552mμ,後者は580mμの波長で,同様に調製した試薬ブランクを対比させて測定するとき,スズは10〜50μg/25m<I>l</I>,アルミニウムは0〜10μg/25m<I>l</I>においてベールの法則に従う直線関係が得られ,分子吸光係数はそれぞれ7.9×10<SUP>4</SUP>,6.8×10<SUP>4</SUP>であった.また感度は低いが,試薬の440mμにおける吸光度の減少を測定する間接法も行なうことができる.<BR>この状態における錯塩の組成をモル比法により,試薬と金属のモル比が2:1であることを確かめた.また,ほぼ同様の条件で呈色する金属イオンのうち鉄(III),チタン(IV),ジルコニウム,インジウムについて実験し,スズ,アルミニウムとの関係を明らかにした.
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