ゼフィラミンによるコバルトの吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第21報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ゼフィラミン溶液はコバルト-ロダン錯イオンと反応して鮮青色の沈殿を生じ,これはクロロホルムによって抽出される.この抽出液はきわめて安定で625mμに極大吸収を示し,抽出体の組成はコバルト対ゼフィラミンのモル比が1:2である.沈殿の生成状況およびクロロホルムによる抽出効果は酸性領域においてはpHの変化に影響されず,コバルト溶液の濃度が約1.2ppmより12ppmの範囲においてはベールの法則が成立する.多くの金属イオンはコバルトとほぼ同量共存しても妨害とならないが,鉄は約0.1ppm,銅は約0.8ppm程度共存しても本定量法の妨害となる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- テトラデシルジメチルベンジルアンモニウム-ヨード錯体のイオン対抽出を用いる金,白金の誘導結合プラズマ発光分析
- 半導体製造作業環境中のアルシン定量のための捕集条件の検討
- ゼフィラミンとのイオン対抽出を用いる黒鉛炉原子吸光法による金(III),白金(IV)の同時定量
- 陰イオン交換クロマトグラフ分離/オンライン予備還元/水素化物生成-誘導結合プラズマ発光分析法によるセレン(IV),セレン(VI)の分別定量
- テトラヒドロホウ酸ナトリウム還元系を用いたヒ素(III,V)の連続水素化物発生-原子吸光分析におけるヨウ化カリウム-塩酸による加熱連続予備還元の効果
- ゼフィラミン-チオシアナトピリジンニッケル(II)酸錯体のイオン対抽出を用いるニッケルの黒鉛炉原子吸光分析
- テトラデシルジメチルベンジルアンモニウム-チオシアナトコバルト(II)酸錯体のイオン対抽出を用いるコバルトの黒鉛炉原子吸光分析
- サクション-フロー水素化物生成-加熱石英セル原子化法による鉛の原子吸光分析
- 空気導入による増感効果を利用するヒ素(III,V)のサクション-フロー水素化物生成-加熱石英セル原子吸光分析
- ゼフィラミンによる微量ウラン(VI)の吸光光度定量法
- ゼフィラミンによる微量レニウムの吸光光度定量法
- ゼフィラミンによる微量ビスマスの吸光光度定量法
- ゼフィラミンによる微量パラジウムの吸光光度定量法
- ゼフィラミンによる微量タングステンの吸光光度定量法
- ゼフィラミンによる微量モリブデンの吸光光度定量法
- ゼフィラミンによる鉄(III)の吸光光度定量法
- ゼフィラミンによる銅の吸光光度定量法
- ゼフィラミンによるコバルトの吸光光度定量法
- テトラフェニル・ホスホニウム・ブロマイドによる水銀の電流滴定
- 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究-2・3-
- 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究-1-
- ゼフィラミンによる微量スズ(IV)の吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第29報)
- ゼフィラミンによる微量パラジウムの吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第27報)
- ゼフィラミンによる微量タングステンの吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第26報)
- ゼフィラミンによる微量モリブデンの吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第24報)
- ゼフィラミンによる銅の吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第22報)
- ゼフィラミンによる鉄(III)の吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第23報)
- ゼフィラミンによるコバルトの吸光光度定量法 : 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第21報)
- テトラフェニル・ボスホニウム・ブロマイドによる水銀の電流滴定
- 分析化学におけるオニウム化合物の適用に関する研究(第1報) : テトラメチル・アンモニウム・アイオダイドの数種金属イオンに対するポーラログラフ的挙動
- Spectrophotometric Determination of Micro Amounts of Niobium by Solvent Extraction with Zephiramine
- 呉高専キャンパスに見られる興味ある植物数種
- Spectorophotometric Determination of Micro Amounts of Mercury by Solvent Extraction with Zephiramine
- ゼフィラミンによるマンガンの吸光光度定量法
- ゼフィラミンによるクロムの吸光光度定量法
- テトラフェニルホスホニウムブロマイドによるビスマスの吸光光度定量法