アルセナゾIによるアルミニウム,亜鉛,銅およびニッケル各合金中のマグネシウムの吸光光度定量
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概要
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アルセナゾIによるアルミニウム合金,亜鉛合金,銅合金,ニッケル合金中のマグネシウムの吸光光度法を提出した.<BR>試料を塩酸,硝酸,過塩素酸などで分解後,一定量とし,マグネシウムが10〜100μgになるよう分取し,アルセナゾI溶液(0.1%)5m<I>l</I>,トリエタノールアミン溶液(10%)20m<I>l</I>を加え水酸化ナトリウム溶液と塩酸でpH10.0としたのち,全容を100m<I>l</I>とし,570mμで吸光度を測定し,検量線よりマグネシウム量を求める.<BR>アルミニウム100mgの共存は妨害せず,クロムの妨害は塩化クロミルとしてクロムを除去することにより,また銅,亜鉛,ニッケルなどの妨害はシアン化カリウムでマスキングすることにより,ベリリウムの妨害はスルホサリチル酸でマスキングすることにより除去する.<BR>マグネシウムとアルセナゾIの錯体はマグネシウム0〜1ppmの範囲でベールの法則に従い,その定量感度は最終溶液につき0.1ppmである.
著者
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