4,4'-ビス(ジメチルアミノ)チオベンゾフェノンを用いる銀及び銅地金,粗銅,及びアノードスライム中の微量パラジウムの抽出-吸光光度定量
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概要
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銀及び銅地金,粗銅,及びアノードスライム中の微量パラジウムの高感度吸光光度定量法を確立した.パラジウムをブロモ錯体としてトリ-n-オクチルアミンで抽出した後,有機相に4,4'-ビス(ジメチルアミノ)チオベンゾフェノンを添加し,生成する錯体の520nmにおける吸光度を測定する.多量共存する銅及び銀は妨害し,金,白金などは微量共存しても妨害した.金の妨害は金を酢酸エチルで抽出分離することにより,銀の妨害は銀を塩化銀として沈殿分離することにより,又銅,白金などの妨害はバラジウムをジメチルグリオキシムークロロホルムで抽出分離することにより除去することができた.本法により上記試料中の0.02ppm以上又は0.04ppm以上のパラジウムの定量が可能であった.
- 1979-04-05
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