銅-クロム合金中の介在酸化クロムの定量 : 銅合金中の介在酸化物定量法の研究(第3報)
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概要
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臭素メタノール法による銅-クロム合金中の介在酸化クロムの定量法を確立した.試料を臭素メタノールで分解する際の最適条件を知るため,実験室的に合成した酸化クロム単体,および銅-クロム合金を内部酸化して,酸化クロムを一定量均一に分散させた試料を用いて,酸化クロムの溶解性に及ぼす分解温度,分解時間,臭素濃度などの影響を調べた、さらに酸分解法について検討したが,酸分解法は,銅-クロム合金中の介在酸化クロムの定量法としては適当でないことがわかった.なおその検討の過程で,合金を硝酸(1+2)で分解すれば,合金中に析出している金属クロムと固溶しているクロムの分別定量が可能なことがわかった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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