噴霧法によるチタン,ジルコニウムおよびハフニウムの発光分光分析
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概要
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試料溶液を電極間げきに噴霧するいわゆるspark-in-spray法を用いてチタン,ジルコニウムおよびハフニウムの定量を行なった.内部標準物質としてランタンおよびアルミニウムを使用して高圧スパーク放電を行ない,光電測光法によって線強度および強度比を測定した.その結果,この方法の定量限界はチタンはTi II 3349.975Å /La II 3949. 106Åの線対を用いて0.03μg/m<I>l</I>,ジルコニウムはZr II 3391.975Å/La II 3949.106Å の線対を用いて0.06μg/m<I>l</I>,またハフニウムはHf II 2641. 406A/AlII 2669.166Åの線対を用いて6μg/m<I>l</I>であった.これは最近広く用いられている原子吸光分析法と比べてはるかに高い感度を示した.また鉄鋼中のチタンおよびジルコン中のハフニウムの定量を行ない,この方法の実用性を認めた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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