二次の非線形光学材料としての有機Λ (ラムダ) 形分子の合成と機能
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概要
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我々は, 非常に高い確率で非中心対称構造を構築できる分子設計法 (Λ形分子) を見いだし, かつこの手法はバルク位相整合に最適な材料設計になることを明らかにした。種々の置換基の導入やメチレン基以外の結合などにより, Λ形分子の誘導体は無数に考えられ, またこのことは異方性や屈折率の制御にもつながる可能性があり, 新材料を探索するうえで非常に役立つと思われる。<BR>有機低分子材料は, 国内外で精力的に研究されてはいるものの, デバイス化のための結晶育成法や材料複合化技術などは試行錯誤しながら進められているのが現状である。材料開発者がデバイス研究者と協力して, 有機材料の特徴を生かし, 取扱いの難しさなどの欠点を克服しながら実用化を目指した研究をすることが必要である。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
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