グルタミン酸類縁体の合成と神経活性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
To elucidate the conformational role of L-glutamic acid in activating its different types of excitatory receptors in the mammalian central nervous systems, we designed eight diastereomers of 2-(carboxycyclopropyl) glycine (L-CCG-IIV and D-CCG-IIV) which are the conformationally constrained analogues of glutamate as either the extended form or the folded form. The syntheses of CCGs were carried out using efficient methods (mainly based on palladium catalyzed inter- or intramolecular cyclopropanation) starting from chiral amino acids. Electrophysiological assay of all distereomers using the new born rat spinal cord demonstrated a large variety of depolarizing activities : D-CCG-II and L-CCG-IV were potent NMDA agonists and L-CCG- III markedly potentiated the response to L-glutamate. Moreover, L-CCG-I activated selectively the metabotropic receptor. The conformation-activity relationship of CCG isomers strongly suggested that NMDA receptor is activated by the folded form of glutamate and that the extended form of glutamate is crucial for the activation of metabotropic glutamate receptor.
著者
-
大船 泰史
Suntory Institute for Bioorganic Research
-
島本 啓子
サントリー 生物有機科研
-
大船 泰史
(財) サントリー生物有機科学研究所
-
島本 啓子
(財) サントリー生物有機科学研究所
関連論文
- 5 カメムシ由来の新規幼若ホルモンの構造決定(口頭発表の部)
- 51(P-13) 独居性カリバチ毒嚢に含まれる低分子量含窒素成分の構造解析(ポスター発表の部)
- 32 スクアリン酸をチャージリモートフラグメンテーションのトリガーに利用する含窒素生理活性化合物のMS/MS構造解析(口頭発表の部)
- グルタミン酸トランスポーターの薬理学
- P-48 マンザシジンBの合成と相対・絶対配置の改定(ポスター発表の部)
- A Synthesis of (-)-Bursatellin
- 50(P-11) ミクロネシア産海綿より得られた興奮性アミノ酸および関連アミノ酸代謝物の研究(ポスター発表の部)
- ドウモイ酸および関連化合物の殺虫活性と筋肉収縮活性
- P-72 ダイシハーベインおよび類縁体の全合成と生物活性(ポスター発表の部)
- 9 興奮性アミノ酸ダイシハーベイン構造類縁体の全合成と生理活性(口頭発表の部)
- 抑制性神経伝達物質トランスポーターの薬理学
- 神経伝達物質アミノ酸トランスポーターの機能
- 興奮性神経伝達物質グルタミン酸トランスポーターの制御分子開発と機能解析
- 22 ヒドロキシアスパラギン酸誘導体の合成とグルタミン酸トランスポーターブロッカー活性(口頭発表の部)
- 生命科学研究におけるスクアリン酸の活用とその進歩
- 天然神経興奮毒とカイトセファリンの全合成(最前線)
- ヘテロ環状立体制御に基づくα-置換アミノ酸類の不斉合成 (特集 注目される多元素環状化合物の創製)
- 新しいグルタミン酸アゴニスト--興奮性神経伝達機序解明のためのツ-ル (生物の情報伝達物質)
- 有機合成と青いバラ
- 57(P-33) カイトセファリンの全合成研究(ポスター発表の部)
- 21 海洋産アルカロイド・アマサスピラミドFの全合成(口頭発表の部)
- ムギネ酸の構造と合成および金属錯体
- 生理活性アミノ酸の合成--ムギネ酸類,ドウモイ酸を中心に(化学の窓)
- 73 ムギネ酸類,ドウモイ酸の全合成
- 生物活性物質合成を指向したα-置換アミノ酸類の不斉合成 (特集 アミノ酸合成の先端研究)
- 生命科学研究におけるスクアリン酸の活用とその進歩
- 14 5,,6,11-トリデオキシテトロドトキシンの全合成(口頭発表の部)
- MS/MSを使ったペプチドの一次構造解析を簡便にする方法 : スクアリル基をCRF誘導基に用いたMS/MS解析
- 14 マンザシジン類の全合成(口頭発表の部)
- 興奮性神経伝達の恒常性維持--グルタミン酸トランスポーターの役割解明を目指して (特集 第40回 脳のシンポジウム) -- (グリア・ニューロン相互作用の新局面)
- エポニミーから学ぶ化学の基礎の基礎 ストレッカー合成
- 興奮性神経伝達機構を探る化合物 (特集:脳・神経のメカニズム)
- α,α-二置換-α-アミノ酸を構造ユニットとした生理活性天然物の全合成 (1996年の化学-5-)
- 72 立体配座を制御したグルタミン酸類縁体の合成(ポスター発表の部)
- 7 グルタミン酸受容体の立体配座要請 : 配座制御アミノ酸合成によるアプローチ(口頭発表の部)
- グルタミン酸類縁体の合成と神経活性
- 88 ガランチンIの全合成(口頭発表の部)
- 23 α-カルボキシシクロプロピルグリシン類の合成と神経生理活性 : 神経伝達物質L-グルタミン酸類縁体(口頭発表の部)
- ムギネ酸の構造と合成および金属錯体
- 67(PA2-7) ガランチナミン酸の合成研究 : 鎖状アリルアミン系における1,2-立体制御(ポスター発表の部)
- 68 新規カルバメート化、ラクトン化反応を経るアミノ酸類の合成
- 天然神経毒アミノ酸類の全合成 (特集 これからの天然物化学)
- 西沢麦夫博士を偲んで : 人との出会い, 研究テーマとの巡り会い
- グルタミン酸類縁体の合成と神経活性
- グルタミン酸トランスポーター高親和性ブロッカーの開発
- 毒をつくって何になる--神経伝達機構の解明で活躍する化合物TBOA
- 生理活性新規アミノ酸類の合成
- 37 大環状ペプチド抗生物質エキノカンジン類の合成研究
- 65 生理活性ペプチド構成新アミノ酸類、ガランチニン酸及びデトキシニンの合成
- P-52 パラオ産Haplosclerida海綿より得られた新規プリンの構造と神経調節活性(ポスター発表の部)