CaOの臭素化反応モデル : UT-3熱化学水素製造サイクルの構成反応解析
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概要
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UT-3と称する水の熱化学分解サイクルにおいて, アルコキシド法により調製したカルシウム系固体反応物の酸化力ルシウムと臭素との反応を解析し, その気固反応は反応が完結したとき, 生成物は固体内部にほぼ均一に分布していることを明らかにした.そして, 構造解析の結果もあわせて, 固体反応物がその内部に均一に存在する反応成分と担体成分の凝集体から構成されるとする反応モデルを提案した.そして, そのモデルにもとづく単一球反応のシミュレーション計算を行い, 反応成分とバインダ成分との存在比率の違う 4種類の固体反応物の臭素化反応の経時変化の実験結果との良い一致を得た.
著者
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吉田 邦夫
東京大学工学系大学院化学システム工学専攻
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桜井 誠
東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻
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堤 敦司
東京大学工学部化学システム工学科
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桜井 誠
東京大学工学部
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三宅 直人
東京大学工学部 化学工学科
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吉田 邦夫
東京大学工学系大学院
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桜井 誠
東京大学工学部 化学工学科
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