気体と飽和液体に適用できる新しい粘度相関式
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概要
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気体から飽和液体までの広い範囲 (<I>T<SUB>b</SUB></I>〓<I>T</I>〓<I>T<SUB>c</SUB></I>, 0.33〓<I>V<SUB>r</SUB></I>〓100, 0.1 MPa<<I>P</I><<I>P<SUB>c</SUB></I>) に対する簡単な粘度相関式を提案する.この相関式は4個のパラメータを含んでおり, それらの22種の物質に対する最適値は文献値を用いて定められた.定められた4個のパラメータのうち, 分子サイズパラメータは標準沸点の液容積と相関づけられた.残る3個のうち, 2個は無機物, 炭化水素類, フルオロカーボン類 (フロン類) の3つの物質群に対してそれぞれ定数として与えられた.その結果, 提案式は1係数粘度式となった.粘度計算における提案式の根二乗平均偏差 (RMS) は気体と飽和液のそれぞれに対して6.84%と6.96%であった.Jossi-Stiel-Thodosの粘度式の液体粘度に関するRMSは22.87%と余りに大きいため, 提案式の液体に対する偏差は他の3つの液体粘度式と比較された.その結果, 提案式の偏差はOtotake式と同程度であり, Li-PooleやGoletze-Tassios式より優れていた.
- 社団法人 化学工学会の論文
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