複合化アミラーゼ系による澱粉の加水分解反応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
exo型酵素のグルコアミラーゼとendo型酵素のα-アミラーゼの複合酵素系による可溶性澱粉の加水分解反応について, pH5.1, 温度40℃で研究を行った.可溶性酵素の複合系では, グルコアミラーゼの場合のミカエリス定数よりも大きい澱粉濃度において, グルコース生成速度はそれぞれの酵素による生成速度の和で表された.コラーゲン膜内の複合固定化酵素による反応では, 二種のアミラーゼによる協同効果はオリゴ糖の生成に認められ, グルコース生成には認められなかった.<BR>可溶性α-アミラーゼと固定化グルコアミラーゼの複合酵素系によるグルコース生成速度は, 固定化グルコアミラーゼ単独の場合よりも大きいという知見を得た.解析の結果, α-アミラーゼによる分解生成物であるマルトオリゴ糖を固定化グルコアミラーゼが協同的に作用するためであることが示された。
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
関連論文
- 矩形波応答法を用いた吸着性気体の多孔質ガラス内表面拡散現象の解析
- コバルト酸化物を触媒とする溶存態アンモニアの窒素への選択的酸化反応
- 湿式酸化処理における尿素の挙動
- TiO2微粒子の気相合成 : 粒子生成機構と反応速度論
- ポリスチレンの熱分解過程 : 種々の分解装置における分解速度の相違
- 海洋における炭素循環モデル : 非定常Box Diffusionモデル
- 複合化アミラーゼ系による澱粉の加水分解反応
- 多孔質ガラスにおけるベンゼンとn-ヘキサン, シクロヘキサン, メタノールおよびアセトンとの二成分系混合気体の表面拡散
- 多孔質ガラスにおけるn-ヘキサン, ベンゼン混合系の表面拡散
- 多孔質Vycorガラスによるベンゼンと窒素の透過分離
- アルミナ, シリカ, チタニア, 酸化ニオブおよび酸化タンタルを担体としたニッケル触媒によるプロピオンアルデヒド水素添加反応の動力学
- 液相におけるパラジウム触媒によるベンゼンのアセトキシ化反応
- 管壁反応器によるプロピレンの部分酸化反応
- 管壁反応器による-酸化炭素からのメタン合成反応
- α-アミラーゼのデンプン粒への吸着
- ポリスチレンの熱分解による分子量変化に及ぼす操作条件の影響と熱分解過程を表すモデルによる解析
- ポリスチレンの熱分解過程
- クラフトパルプ化の速度論的研究
- バイコ-ルガラスによる水蒸気の吸着