ポリスチレンの熱分解過程
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概要
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ポリスチレンを350℃で, 常圧の窒素気流中と減圧下で分解した.熱分解生成物の生成量から決定される分解速度は, 分解試料の仕込み量と, 攪拌程度および圧力に大きく依存する.これら操作条件による分解速度の変化は, 分解生成物の融溶ポリマーから気相への物質移動速度の相違として整理された.<BR>解重合反応に加えて, 重合反応と, 分解生成物の溶融ポリマーから気相への物質移動を考慮に入れた分解反応機構のモデルを考えた.このモデルによって計算された結果は, 分解速度の実験結果を, 物質移動速度をパラメータとして, よく説明した.
- 社団法人 化学工学会の論文
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