グルコアミラーゼおよびα-アミラーゼによるアミロース分解の最適操作

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概要

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数平均重合度12.6〜305のアミロースに対するグルコアミラーゼおよびα-アミラーゼの速度パラメータ (Michaelis定数<I>K</I><SUB><I>m, i</I></SUB>および分子活性<I>k</I><SUB>0</SUB>, <SUB><I>i</I></SUB>) の実験結果に基づいて, 重合度11以上の基質に対する速度パラメータを計算するための実験式を提出した.<BR>また, 両酵素による分解反応に対する初発数平均重合度の影響を実験的かつ理論的に検討した.<BR>さらに, 両酵素によりアミロースを分解し目的のグルコースへの反応率を得るに要する時間を最短にする操作条件を前述の速度パラメータを用いて検討した.<BR>この結果より, 両酵素を同時に作用させるより, α-アミラーゼ・グルコアミラーゼの順で逐次的に分解する方が有利であることを示し, さらに目的のグルコースへの反応率に達するまでの操作時間を最短にするためのα-アミラーゼからグルコアミラーゼへの酵素切換え時の基質の数平均重合度を決定した.
社団法人化学工学会の論文

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