ヒト活性化リンパ球から産生される催胆汁うっ滞因子の部分精製
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概要
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活性化Tリンパ球から産生される一種のリンホカイン,催胆汁うっ滞因子をヒトから得るため,肺結核症患者の末梢血リンパ球をin vitroで精製ツベルクリ(PPD)で刺激し,その細胞培養上清を分離して催胆汁うっ滞因子の存在を検討した.その結果,本因子の存在が確認されたので,細胞培養上清をSephadex G-75およびDEAE-celluloseを用いるカラムクロマトグラフィーで分画し,催胆汁うっ滞因子がモルモットリンパ節細胞由来の因子と同じ分画に認められることを見出した.これらの結果から,ヒトにおいてもリンホカインの一種,催胆汁うっ滞因子が形成されること,その因子が肝内胆汁うっ滞をひきおこす可能性があると考えられる.
著者
-
大西 文明
大阪市立大学医学部
-
門奈 丈之
大阪市立大学
-
阪上 吉秀
大阪市立大学医学部第3内科
-
溝口 靖紘
大阪市立大学医学部内科学
-
中尾 昌弘
大阪市立大学医学部第3内科
-
森沢 成司
大阪市立大学医学部内科学
-
東森 俊博
大阪市立大学医学部第3内科
-
山本 祐夫
大阪市立大学
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