無蛋白質飼料給与時の家兎の窒素代謝について : I 強制給飼法による試験
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概要
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(1) 家兎に精製飼料を食べさせることは困難なので,強制的に食下させる方法を考えた。(2) この方法は咀嚼させないこと,適正な給与量を定めなければならないこと,給与に手間のかかること等の欠点があるが,家兎の嗜好とは無関係に一定量の飼料を完全に食べさせ得るから,各種の試験に応用出来るものと考えられる。(3) 強制給飼法によつて,3種の無蛋白質飼料を家兎に与えて,尿及び糞中の窒素排泄量を測定した。(4) 〓紙粉末のみを与えた時は,尿中窒素量は絶食時よりやや多く,摂食乾物量単位当りの糞中窒素量は非常に多かつた。(5) 充分な熱量を含んだ無蛋白質飼料を与えた時は,尿中窒素量は従来の報告と大体一致したが,糞中窒素量は約2倍の値を示した。
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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