HBV genotype Aの急性肝炎に対するラミブジン投与症例の検討
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概要
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25例のHBV genotype Aの急性肝炎のうち8例（32%）は自覚症状を呈していなかった．また15例（60%）に対し肝炎が遷延化あるいは重症化したためにラミブジンを投与した．ラミブジン投与15例中，1例は劇症肝炎（亜急性型）で死亡し，4例は慢性化したが10例はラミブジン投与終了後も再燃せず治癒した．治癒例におけるHBs抗原消失までの期間は，ラミブジン非投与の自然治癒例と比較し有意差はみられなかった．慢性化4例はいずれも自覚症状がなく検診などを契機として来院した症例であった．慢性化4例中2例にインターフェロンを併用しHBs抗原のセロコンバージョンを得た．HBV genotype Aの急性肝炎の遷延化時において，ラミブジン投与の長期予後は良好であり，慢性化した場合でもインターフェロンの有効例がみられた．
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
-
鳥居 信之
東京女子医科大学卒後臨床研修センター
-
橋本 悦子
東京女子医大消化器内科
-
白鳥 敬子
東京女子医科大学消化器病センター
-
白鳥 敬子
東京女子医科大学 消化器内科
-
白鳥 敬子
東京女子医科大学消化器内科
-
鳥居 信之
東京女子医科大学 消化器内科学
-
鳥居 信之
東京女子医科大学消化器内科
-
鳥居 信之
谷津保健病院 消化器内科
-
大森 格
東京女子医科大学消化器内科
-
長谷川 潔
はせがわ内科クリニック
-
長谷川 潔
東女医大消化器内科
-
鳥居 信之
東京女子医科大学
-
長谷川 潔
東京女子医科大学消化器病センター内科
-
大森 格
東京女子医科大学
-
橋本 悦子
東京女子医大
-
白鳥 敬子
東京女子医大消化器内科
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