イワナの精液保存技術開発試験(平成7年度~平成11年度)
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概要
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イワナの優良な形質の系統保存や成熟時期のずれを補うことを目的として,精液の凍結保存技術開発のための試験を実施した。凍結時に液体窒素の液面からの距離を変えることで凍結時間を調整している。そこで液面からの距離を2cmと4cmで凍結し,凍結後l時間後に解凍して精子活性を調べた。2cmの距離で凍結したものが,4cmのときよりも,解凍温度が30℃および40℃とも精子活性がよかった。液面2cmの高さで凍結した精液をl時間後に解凍温度と時間を変えて解凍し,精子活性を調べた。解凍温度と解凍時間の関係は,30℃で解凍時間10秒および13秒,40℃では10秒のときの精子活性がよかった。凍結精液を使って授精を行った。授精結果は試験区では解凍温度30℃,時間10秒がもっとも良くて餌付率7。7%,対照区が餌付率30。4%であった。
- [栃木県水産試験場]の論文
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