ラージマウスバスMicropterus salmoide(LACEPEDE)の成長、ならびに飼料性魚類との関係について
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概要
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(1)1976年9月27日~1977年1月26日の、秋期から冬期にかけて、225m2の飼育池を用い、ラージマウスバスの餌魚に対する選択性に重点を置いた実験を行なった。(2)年令が2+以上のラージマウスバスとともに放養された1+魚の成長は、それらが単独でおかれた場合より劣っていた。(3)水温17~18℃では、体重3。4~6。6gのアユは、体長20~30cmのラージマウスバスにとって捕食しにくいものであった。(4)数種の餌料性魚類が存在する場合、ラージマウスバスの選食性は、餌魚の種類、体型、逃避行動(逃避スピード)等の相対的な違いよって左右され、またラージマウスバス自身の魚体型、活動性によってフレキシブルに変化した。(5)小さいグループに属するウグイ(体重1g)が捕食されにくかったことより、一概にラージマウスバスが「魚種の別なく小さい個体から捕食する」とはいえなかった。
- [栃木県水産試験場]の論文
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