漁場環境保全対策調査研究
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概要
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漁場環境の実態を把握するため,上,下流域で都市排水による水質汚濁が予想される思川,渡良瀬川の2つの本流について,水生生物の調査を行った。付着藻類調査を秋季,冬季の2回,底生動物調査を夏季,秋季の2回,2河川を対象に行なった。付着藻類から見た思川,渡良瀬川の調査地点における漁場環境は,今のところアユ等の魚類の生息には適当であると判断された。底生動物の河川環境の一指標となる多様性指数について,下流部(St。3)では0。30~0。46と生物の種数は貧弱であった。渡良瀬川においては,比較的生物群集が多様性に富んでいたことが推測された。結果から,アユ等の魚類の生息環境を推測すると,思川については,下流部(St。3)の漁場環境がアユなどの魚類には不適,渡良瀬川については概ね漁場環境は良好であると判断された。
- [栃木県水産試験場]の論文
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