曳網索へのカテナリー理論適用に関する基礎的研究
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概要
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曳網索の形状近似の一つにカテナリー近似があるが、これまで十分な検証がなされていない。そこで本研究では、回流水槽を用い、いろいろな条件下での水深測定を行い、曳網索へのカテナリー理論適用の検証を行った。実際の曳網の代わりに抵抗体を、曳網索の代わりに鉛付きコードを用いた。回流水槽において、流れをかけたときのコードの形状を、写真撮影により調べた。カテナリーの式を用いて算出した水深の計算値Cを、コード先端の水深の測定値Mと比較した。コードの吹かれによる影響を補正して計算した結果、C/Mの平均値は1.02となり、両者の差は2%となった。したがって、曳網索へのカテナリー理論適用の有効性が認められたといえる。
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