関数電卓による波力簡易計算法
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概要
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定置網・増養殖施設・魚礁などの各種水産施設の設計には波力計算が伴うが、本来波力計算においては、コンピュータによる積分計算が避けられないのが実情であった。一方、現在の関数電卓には双曲線関数機能や複数のメモリー機能を付加したものが一般的である。そこで筆者らは、関数電卓を使った波力の簡易計算法を考え、従来のコンピュータを用いての積分計算法と比較した。水産施設を水中に鉛直に設置された円柱と考え、それらに作用する波力を二つの方法で算出した。その結果、円柱の長さが波長の0.167倍より小さければ、簡易計算値と積分計算値とに差がないことが示された。すなわち関数電卓を用いた簡易計算法での波力計算が有効であることが明らかになった。
- 水産大学校の論文
- 2006-03-00
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