立木の幹木部組織試料の呼吸速度測定
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概要
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老木や大木などでよく見られる大枝落ち、幹折れ、根返りなどを総称して樹木の倒壊と呼ぶとすれば、多くの場合それは樹勢の衰退と結びついているであろう。こうしたことから、都市の公園や緑地、寺社境内林など、人が集まるところに立つ樹木については日頃から樹勢をチェックしておく必要がある。最近、樹勢の衰退をさまざまな方法で診断する試みが盛んにおこなわれている。最近、赤外線CO2分析器で、分析ユニットのエア・サンプル室を開放状態にした、CO2プローブ(拡散式CO2プローブ)が考案され市販されている。本研究では、この拡散式CO2プローブの分析ユニットのエア・サンプル室を、木部組織試料を入れる呼吸室の中に取り込んだ"呼吸量測定器"を試作した。実際に現地で本器を用いて測定をおこない、本器のCO2濃度応答性や測定精度、また本器を用いた測定の作業性や能率について検討をおこなった。
- [岩手大学農学部]の論文
- 2008-03-00
著者
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