2つの異なる土壌でのヒバ種子の発芽率と実生成長
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概要
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室内に播種したヒバ種子の発芽率は鹿沼土の発芽床では91.0±4.2%であり,苗畑黒土の発芽床の47.5±6.2%より有意に高かった。また,発芽当年9月の実生の苗高は,養分の少ない鹿沼土で苗畑黒土より有意に高かった。しかし,発芽次年9月には苗畑黒土の実生苗高は鹿沼土のものより有意に高く,苗高の逆転現象が観察された。これらの結果は,ヒバの播種,育苗方法の一つの参考事例になろう。
- 東北森林科学会の論文
- 2003-10-31
著者
-
櫃間 岳
森林総合研究所東北支所
-
森 茂太
ムラワルマン大学熱帯降雨林再生研究所:(現)森林総合研究所北海道支所
-
森 茂太
森林総合研
-
糸屋 吉彦
森林総合研
-
下田 直義
森林総合研究所東北支所
-
高木 望
林野庁東北森林管理局青森分局森林技術センター
-
山路 恵子
ヨーエンスー大学生物学部
-
石本 洋
フランス国立農業研究所(INRA)
-
山路 恵子
森林総合研究所東北支所
-
成田 俊之
森林総合研究所東北支所
-
日影 正明
東北森林管理局青森分局森林技術センター
-
高木 望
東北森林管理局青森分局森林技術センター
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