遊びのなかにある学びを記述する : コマ回しの技の言語化を中心に
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概要
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今日の学校では,「遊び」の教育的意義が認められているものの「遊び」そのものに対する取り組みが充分であるとは言えない。その原因のひとつに,「遊び」に関する教育実践が多様に展開されているものの,「遊び」の中で何がどのように学ばれているのかという事実が明確にされてこなかったことがあげられる。本研究では,「遊び」の中で学ばれている内容が比較的明確な「技の遊び」(コマ回し)を取り上げた。コマ回しにおける技の習得及び習得した技を言語化するという課題を解決させることを通じて,遊びにおける学びの一端を示す。大学生がコマ回しに取り組み,技を習得していく様子を「エピソード記述」により臨床的に考察して,そこで習得される技がどのように学び取られているのかを明らかにした。The educational significance of "play" is admitted at today's school. But "play" the match to itself isn't enough. I think there is one of its cause below. Educational practice about "play" is developed variously, but fact how what is learned in "play" isn't done clearly. By this research, the contents which are learned during "playing" are clear relatively, "the backlash of the skill" (frame turning) is taken up. I showed the next problem to a college student. The problem is to acquire skill of frame turning and to make acquisition method of that skills a language. I make the part of learning in play clear by a solution of the problem by student of a university. The process by which a university student skill on frame turning and the acquiring the skill are indicated clinically by "episode description". I made it clear how acquired skill was learned.
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