中学校技術科における製図用具の使用技能に関する研究 : 三角定規を用いて平行線を描く作業について
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概要
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中学校技術・家庭科における技術分野(以下,技術科とする)では,製品の構想を表すためにキャビネット図及び等角図を描かせるように指導内容を構成している。現在の中学校では,こうした図を描くために必要な平行線の作図を困難とする生徒が数多くいるとされている。本研究では,出来る生徒と出来ない生徒の作業分析を行い,その差異を検討することから,こうした困難を抱える生徒の課題を明らかにし,その指導方法を検討することを目的とする。平行線を描く作業を実験的に実施し,その作業分析を行った結果,生徒の抱える困難は三角定規を押さえる指の位置に原因があることが明らかになった。生徒には三角定規を用いて平行線を描く方法を学習するだけではなく,その方法を達成するための手指の動きまで学習する指導過程を用意する必要がある。In the Technologycal field (It makes Technology Education from this paper) about the junior high school technical and homemaking course, it composes guide contents as it makes draw a cabinet projection drawing and an isometric-drawing for show the conception of the product.In the present junior high school, there is supposed to be many students who make the drawing the parallel lines which is necessary to draw such a difficult.In the this paper, it has a purpose of reviewing the way of guiding, clarifying the problem of the student who has such difficulty because it reviews the difference, doing in the job analysis of the student who can not make the student who can drow parallel lines. It experimentally implemented the job which draws parallel lines and as for the difficulty that the student has the job analysis after going, that the cause was in the position of the finger which suppresses triangle tools became in the clarifying. The student must prepare the training process to learn until the finger to achieve the way moves in addition to learning the way of drawing parallel lines using triangle tools.
著者
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