学校支援ボランティアにおける省察的実践の支援体制と実習生の学習の関連性について ―大分大学教育福祉科学部「まなびんぐサポート」事業を通して-
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概要
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「まなびんぐサポート」では,地域の教育委員会と連携し,学校現場からの支援要請に応える形で,地域の小・中学校にボランティアとして学生を派遣し,授業補助や個々の子どもの学習を支援する活動を実施してきた。本論文では,「まなびんぐサポート」事業における省察的実践の支援体制がどのように機能し,また,その支援体制が実習生の学習にどのように影響をしているかについて検討した。その結果,「まなびんぐサポート」では,①学生が一定の「役割」を担いながら実践的な教育活動に従事していたこと,②このような体験は,単なる素朴な体験ではなく,学生自身が大学で学ぶ専門的な知識と実践を関連づけて捉え直す学習の機会となっていたこと,さらに③その背景には,専門的知識を有した大学教員による,教育体験の振り返りや自己評価・分析といった協同的な支援が関連していることが明らかになった。“Manabing Support” is a project run jointly by Oita University and the education board in Oita. Oita University has sent students following a request for assistance from teachers in the classroom to local elementary and junior high schools as volunteers to help teachers and to give individual support to students. The present research examined how the support system of reflective practice functions and what effect it has on student teachers’ learning. The results suggested that student teachers in assuming responsibility for the classroom, engaged in educational activity. Their experiences are not simply isolated experiences but opportunities to establish a relationship between professional knowledge gained in the university and their experiences in “Manabing support”. This was carried out with a background of collaborative support such as reflection on the student teachers’ educational experience and self-assessment with university teachers with professional knowledge.
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