蛍光基質あるいは酵素サイクリング法を用いたELISAによるキュウリモザイクウイルスの高感度検出
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概要
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DAS ELISAによるキュウリモザイクウィルスの超高感度検出を試みた。コ-テング抗体(補足抗体)としてのウサギのポリクロナル抗体を、検出抗体(酸素標識抗体)として高活性のMAbコンジュゲートを用いることにより固相への特異的吸着量と非特異的吸着量の比(S/N比)を大きくするとともに、酵素活性の高感度測定に4-methylumbelliferyl phosphateを用いる蛍光法あるいは酵素サイクリング法を用いた。両法はρ-nitrophenyl posphateを用いる比色法よりもウイルスの検出感度が高く、100pg/mlの精製ウイルスを検出することができた。Monoclonal antibody (MAb) was applied to a double-antibody sandwich ELISA (DAS ELISA) for highly sensitive detection of cucumber mosaic virus. Alkaline phosphatase-labeled MAb with high activity was used to raise the ratio of spocific-and nonspecific-adsorption of conjugate (S/N ratio) on polyclonal antibody coated solid phase. Also the assay with a fluorogenic substrace or an enzyme-amplified assay which is highly sensitive for measurment of activity was employed to increase the sensitivity of the assays. This ELISA systems proved to be more sensitive than the conventional assay using ρ-nitorophenyl phosphate, and could detect 100 pg/ml of purified virus.
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