Some Properties of Bean Yellow Mosaic Virus Isolated from Calanthe sp.(Orchidaceae) in Japan
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概要
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山口県で採集した葉にモザイク症状を示すエビネからインゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)が分離された。本ウイルスは汁液接種により試験した12科46種のうち9科29種に感染し、モモアカアブラムシにより非永続的に伝搬された。本ウイルスの粗汁液中での安定性、粒子の形態、管状封入体及び細胞内結晶状封入体の形態は既報のBYMVのそれらと同様であった。SDS-PAGEによる外被タンパク質の分子量は35,000であった。微沈降反応及びDAS-ELISAにおいて、本ウイルスはクロッカス及びグラジョラスから分離されたBYMVと血清学的に近縁であったが、グラジョラス分離株よりもクロッカス分離株の方が本ウイルスとより近縁であった。Bean yellow mosaic virus (BYMV) was isolated from Calanthe sp.showing mild chlorosis on the leaves, collected in Yamaguchi Prefecture in Japan. The virus was transmitted by the aphid Myzus persicae in a non-persistent manner, and by sap-inoculation to 29 out of 46 plant species from 9 out of 12 families tested. Stability in crude sap, morphology of virus particles, shape of cylidrical inclusions and the presence of cytoplasmic crystalline inclusions in the infected cells were similar to those of BYMV isolates previously reported. The virus contained a single protein species with a molecular weight of 35,000. In a microprecipition test and double antibody sandwich enzyme-linked immunosorbent assay (DAS-ELISA), the virus showed a close serological relationship to isolates of BYMV from both crocus and gladiolus, and showed a distant relationship to clover yellow vein virus. Three BYMV isolates used in this study were found to be serologically related to each other, but the virus was more closely related to the BYMV crocus isolate than to gladiolus isolate.
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