ホルモン抵抗性前立腺癌に対するDocetaxel,Cisplatin併用療法の検討
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概要
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ホルモン抵抗性前立腺癌に対するDocetaxel(DCT),Cisplatin(CDDP)併用療法について検討した.対象は,プロトコール通りにDCT,CDDP併用療法を2クール行った13例(平均年齢66歳)で,全例MAB療法に抵抗性であり,更にエストラムスチン(EMP)に抵抗性なのは9例(69%),DESに抵抗性なのは9例(69%),EMP,DESいずれかに抵抗性であったのは12例(92%)であった.全例でPSAの低下を認め,成績はCR3例,PR7例,NC3例であった.PSA値50%以上の低下は10例(77%),PSA値再上昇までの期間は中央値3ヵ月であった.骨以外の評価可能病変は2例にリンパ節転移を認めたが,2例ともPSA値は50%以上低下し,リンパ節転移の縮小効果は1例がPR,1例はNCであった.疼痛に関しては鎮痛薬使用の5例中4例で鎮痛薬の中止が可能であり,副作用は2例でgrade 3のヘモグロビンの低下を認めたのみであった.以上,DCT,CDDP併用療法は安全で有用な治療法であると考えられたWe investigated the efficacy of docetaxel and cisplatin for hormone-refractory prostate cancer (HRPC). Thirteen patients with HRPC were treated with 30 mg/m2 docetaxel weekly for 3 weeks and 70 mg/m2 cisplatin on day 1. Treatment was repeated every 21 days. They received 2 cycles and were evaluated for the responses to serum prostate-specific antigen (PSA) and tumor size. Ten (77%) of the 13 patients showed a 50% or greater decrease in PSA with a median time to progression of 3 months. One of the 2 patients with measurable soft tissue disease showed a reduction in disease. No severe toxicity of this regimen was observed. Combination chemotherapy with docetaxel and cisplatin in patients with HRPC was well tolerated and efficatious with a significant decrease in serum PSA and measurable disease.
- 泌尿器科紀要刊行会の論文
著者
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三浦 猛
神奈川県立がんセンター泌尿器科
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藤浪 潔
国際親善総合病院泌尿器科
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滝沢 明利
横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器・腎移植科
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藤浪 潔
横浜市立市民病院 泌尿器科
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三浦 猛
神奈川県立がんセンター
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藤浪 潔
横須賀共済
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