韓国と日本における都市型森林レクリエ-ション利用者の利用特性および意識構造に関する社会経済学的分析--韓国の北漢山国立公園と日本の明治の森・高尾国定公園を事例として
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
韓国においても日本においても高度経済成長期以降,森林空間のレクリエーション(以下,レクと略す)的な利活用に対する社会的ニーズと利用需要が急増してきている中で,森林環境資源の劣化や森林レクの利用環境の悪化・不備など,様々な問題も同時に起こっている。しかし,森林レクにおける利用環境整備の中でも,今後特に重視すべき部分と判断される「利用者に対する教育」や「利用者管理」といった分野はその歴史が浅く,研究としても手薄であるのが実状である。さらに,森林レクの需要者である利用者に対する「森林・環境教育」に着目して,森林レクの管理改善策を社会経済学的なアプローチによって考察した研究は現在のところ見あたらない。Since the period of rapid economic growth, the number of urban people interested in forest recreation activities in their leisure time has increased remarkably in Korea and Japan. We should not, however, overlook that environmental disruption and the worsening of the use conditions of recreational forests have progressed at the same time. The purpose of this study, taking these conditions as backgrounds, is to find a solution for a more systematic and reasonable management of recreational forests from the stand-point of users. This study surveys, based on a socio-economic approach, the current state of the use characteristics and consciousness structure of urban-type forest recreation users in Japan and Korea. For this, we have obtained information by means of self-administered questionnaires, with a sample size of 748, in the Mt. Bukhan National Park and the Mt. Takao Quasi-National Park in Korea and Japan. We choose these two national parks on the grounds that they have something in common as to urban-type recreational forests with enjoyable scenic beauty. To sum up, there were similarities in the consciousness structure and points of difference in the use characteristic apparent between forest recreation users of the two national parks in Korea and Japan. The major reason behind the former results is that the two nations have historically similar sociopolitical backgrounds, cultural customs, natural environment'etc. And the reason behind the latter results is that the parks differ in geographical characteristics, accessibility, facilities, management policy, etc. We found that urban-type forest recreation users in Japan and Korea still lack a concept of their own forest recreation. Finally, we should promote forest/environmental education for forest recreation users and train more forest interpreters to improve use conditions of recreational forests. Furthermore we should realize that these viewpoints are really important for developing our sustainable forest recreation policies.
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forests,東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻,Department of Forest Science, Graduate School of Agriculture and Agricultural Life Sciences, The University of Tokyoの論文
著者
関連論文
- 立地条件による学校林の相違と地域社会の関係 : 2001 年学校林現況調査の結果から
- パネルディスカッション (鹿児島大学農学部 公開シンポジウム(緑と水の森林基金公募事業) 林業技術者養成に大学の果たす役割)
- 社会主義市場経済体制下での中国における林産物貿易動向
- 中国における原木貿易及びその森林資源動態への影響 : 時系列アプローチ
- 朽木村における人口変動とその要因に関する研究
- 米国の造林補助事業に関する考察 : 個人の針葉樹資源造成に与えた影響を中心に
- フィリピンにおける人口学的要素と森林の現状について
- 日本と韓国における森林レクリエーション政策の評価と予測 : デルファイ法(Delphi Technique)の応用による専門家アンケート分析
- 新たな墓地形態としての樹木葬墓地の現状と今後の課題
- 関東圏における製材品需要のマクロ原単位の推計
- 1990年「国勢調査」データを用いた林業作業者のコウホート分析
- 1995年「国勢調査」データを用いた林業就業者のコウホート分析
- 近年の森林施業規制が北米の針葉樹材生産に与えた影響に関する考察
- 国民の森林ニーズについて(2) : 地域によるニーズの違い
- 国民の森林ニーズについて(1) : アンケート結果の概要
- 森林に対する国民の期待について : 諸塚村と文京区のアンケート結果より
- 建築の製材・合板使用原単位のマクロ的推計(自由論題論文,1995年秋季大会)
- 林道開設に伴う経済効果に関する考察
- 関東圏における製材品需要のマクロ原単位の推計
- 「アジアの環境と森林」(アジアの環境と森林)
- 〔8〕首都圏における製材品需要の動向について(II 1990年度秋季大会自由論題論文)
- 報告8.首都圏における製材需要の動向について(自由論題報告要旨,1990年度秋季大会)
- 地球温暖化時代の森林政策 (特集 脱温暖化へ森林木材の役割)
- どのようにして世界の森林資源を回復させるか--森林資源のU字型仮説に寄せて
- 林研グループ活動の今後の進化に期待すること--インタビュー 永田信/全国林業グループコンクール審査委員長(東京大学教授) (特集 林研グループ半世紀の歩み)
- VIPにろぐいん(59)ゲスト 東京大学大学院教授 永田信
- 経済発展に伴うエネルギー革命の韓日比較(自由論題論文,1995年秋季大会)
- 公園緑地環境整備水準の評価指標に関する一考察(自由論題論文,1995年秋季大会)
- 林業基本政策の転換をめぐる諸問題〔含 討議〕 (林政改革の方向に関する研究)
- エコツーリズムの定義に関する再検討--エコツーリズムは地域にとって持続可能な観光か?
- 屋久島における年間観光客数と観光需要特性の推計 : 離島におけるより精度の高い推計法
- 屋久島への観光客数の推計
- 森林・林業の再生に向けた改革の姿(中間とりまとめ)について (特集 森林・林業再生プラン)
- 特集鼎談 森林再生への道を探る--今井通子+小野義博+永田信
- 林政史が語る日本の森 (特集 森林の流域)
- これからの林政 (一五〇一号記念特集 わが国林業の将来展望)
- 森林環境教育に向けた学校林づくり(学校教育に森林を活用しよう)
- 森林環境教育に向けた学校林づくり
- 森林資源に関するU字仮説の検討(III 1992年秋季大会)
- 関東圏における製材品需要のマクロ原単位の推計
- 開会にあたって ((財)林業経済研究所 シンポジウム 森林・林業基本法により日本林業はどう変わるか)
- 「国勢調査」に見る林業就業者の推移--コウホ-ト法による分析
- 森林と木材
- 森林資源のU字型仮説
- 韓国と日本における都市型森林レクリエ-ション利用者の利用特性および意識構造に関する社会経済学的分析--韓国の北漢山国立公園と日本の明治の森・高尾国定公園を事例として
- 韓国と日本における森林レクリエーションの歴史的展開に関する一考察 : 森林レクリエーションの制度的な変遷を中心として(自由論題論文,1995年秋季大会)
- 森林インタ-プリタ-のための森林ガイド教則本の現状と課題--日本と先進国の事例を中心にして
- スギ乾燥材生産の実現可能性分析
- 国有林と林野庁のあるべき姿について (特集 国有林・林野行政問題(2))
- 過疎地域への財政支援の理論的根拠について
- 森林組合ビジョンフォーラム21 平成16年度全国交流集会 これからの森林・林業と森林組合のあり方を考える 森林組合の基本課題
- 基調報告 最近の林政の動向 (平成15年全国森林組合職員連盟 全国研究集会)
- 「市町村長大いに語る」が語っているもの
- 日本林政の果たすべき役割--森林資源の持続的管理を求めて(国際社会における環境保全と森林資源利用に関する計量分析国際シンポジウムにおける「日本林業セッション」の概要)
- 近代韓国林野制度における国有・民有区分の形成過程(自由論題論文,1994年秋季大会)
- ソウルと東京における公園緑地関連行政組織の比較研究
- フィリピンの横断データを用いた熱帯林減少の計量経済学的分析(II) : 相関係数分析と多重回帰分析(自由論題論文,1994年秋季大会)
- 「国勢調査」における産業分類及び職業分類上の林業の変遷と林業労働者総数の推計
- 開会にあたって(森林・林業基本法により日本林業はどう変わるか,(財)林業経済研究所シンポジウム)
- 特集「国有林・林野行政問題」のねらい(国有林・林野行政問題(I))
- 林政学および関連分野を研究している皆さんへ(森林・林業・木材産業基本政策検討会報告を巡って(仮題)特集への投稿のお願い)
- スギ乾燥材生産の実現可能性分析
- パネルディスカッション(林業技術者養成に大学の果たす役割,鹿児島大学農学部公開シンポジウム)
- 社会主義市場経済体制下での中国における林産物貿易動向
- 森林・林業の再生に向けた改革の姿(中間とりまとめ)について(森林・林業再生プラン)
- エコツーリズムの定義に関する再検討 : エコツーリズムは地域にとって持続可能な観光か?
- 世界自然遺産登録が地域資源管理体系に及ぼす影響 : 里地・海岸地域の分析、及び屋久島全体からの展望
- よそ者としての観光客が野生生物の観光利用に果たす役割 : 東京都小笠原村を事例に
- 世界自然遺産登録が地域資源管理体系に及ぼす影響 : 屋久島の山岳地域を事例として
- 新たな墓地形態としての樹木葬墓地の現状と今後の課題
- 地球規模の環境問題と世界の森林資源(林業経済学会1992年度春季大会討論要旨)
- 特集「林業基本法問題」のねらい(林業基本法問題(I))
- 18、国有林と林野庁のあるべき姿について(国有林・林野行政問題(II))
- 論文21 フィリピンの横断データを用いた熱帯林減少の計量経済学的分析(I) : 散布図を用いた分析(1993年秋季大会 自由論題論文)