評価のための問題設定:演奏支援システムの事例から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
楽器演奏は,その表現のための楽譜の理解や解釈,楽器操作の訓練だけでなく,演奏者間の影響など,多様な要素の関連によって成立している.演奏の支援を目的とするシステムの提案に際しては,その行為における人間の諸感覚をどのように扱うべきかに関する課題に取り組むこととなる場合が多く,提案したシステムの評価はしばしば困難な問題となる.本稿では,人間の楽器演奏の支援を目的としたシステムとして先行する研究事例を複数とりあげる.それらの研究計画がどのような考え方に基づき進められてきたのかを紹介しながら,そのような目的を持つシステムにとって望ましい評価手法の設計において必要となる要素や課題について議論する.
- 2014-02-16
著者
関連論文
- モーツアルト風作品の作曲過程と演奏解釈(Rencon)
- 音楽音響信号を対象とした指揮演奏システムの開発
- 4ZC-8 ピアノ演奏者のためのVJシステム"Aims"(身体,学生セッション,コンピュータと人間社会)
- 戦略型カードゲームのための戦略獲得法(セッション1 ゲーム)
- 4R-5 ユーザとのインタラクションプロセスを前提とした楽曲構造分析(音楽演奏・生成,学生セッション,人工知能と認知科学)
- 演奏表情付けコンテストICMPC-Rencon開催報告(Rencon)
- 身体動作の模倣を通じた共創インタラクションシステム(セッション4 身体2)
- 音楽グループ構造認知に関する一考察
- NIME04 Rencon 開催報告と次回への課題(音楽生成・表情生成 2)
- 声部協調型音楽解釈モデルに基づく演奏の表情付け(音楽生成・表情生成 2)
- 音楽認知情報処理に関する3つのアプローチ(音楽情報・認知)
- 聴取者傾向を加味したGTTMグルーピング規則適用の演奏表情パラメータへの拡張(音楽情報1)
- 演奏上での頂点とグループ境界の聴取モデルについて
- 音楽グループ境界識別空間調査ツールWebMorton
- 音楽の演奏表現に基づくグループ構造の聴取に関する一検討 (日本感性工学会研究論文集)
- 音楽演奏表情データベースCrestMusePEDB 3.0: 収録演奏の公開とフレーズ構造記述について
- 新博士によるパネルディスカッション1「博士への道のりと将来の夢」(パネルディスカッション)
- 実際にオーケストラを指揮する感覚に焦点を当てた指揮システムVirtualPhilharmony
- 人に迫るコンピュータ: 競技会&コンテスト紹介
- 楽譜を考慮した演奏者の統計的モデル化手法の改善と演奏者識別による評価
- ピアノ名演奏の演奏表現情報と音楽構造情報を対象とした音楽演奏表情データベースCrestMusePEDBの構築
- Rencon Workshop 2010: 演奏表情付けコンテスト
- 音楽演奏表情データベースCrestMusePEDB ver. 2.4の概要とフレーズ構造に基づく演奏データ収録状況
- 楽譜情報のコンテキストクラスタリングに基づく演奏者のモデリング手法
- A-10-3 GMMに基づく演奏者の音楽的逸脱のモデル化(A-10.応用音響,一般セッション)
- 和太鼓の効用に関する脳活動計測(セッション2)
- Mixtract:ユーザの意図に応える演奏表現デザイン支援環境
- 演奏表情付けコンテストEC-Rencon開催報告
- 音楽演奏表情データベースCrestMusePEDB ver.1.0の公開について(楽曲・コンテンツ生成)
- デモンストレーション:音楽情報処理の研究紹介IX
- スラー境界情報に基づくフレーズ頂点の推定
- 演奏表情テンプレートを利用したピアノ演奏システム:sfp(音楽インタラクション)(「インタラクション:理論,技術,応用,評価」)
- 複数旋律音楽に対する演奏表情付けモデルの構築(演奏認識/合成,便利で身近な音楽情報処理)
- 複数の生成プロセスが制御可能な演奏生成システム「Itopul」
- 4ZM-4 デジタルボードゲーム「我瓶引水」の開発(ゲーム技術・評価,学生セッション,コンピュータと人間社会,情報処理学会創立50周年記念)
- 5ZM-6 女性アニメキャラクタの身体的特徴の定性的分析(エンタテインメントの認知・心理,学生セッション,コンピュータと人間社会,情報処理学会創立50周年記念)
- 複数旋律音楽のための演奏表情付け支援システムjPop-E
- 4ZM-3 RFIDを用いた成長型戦略型カードゲームの開発(ゲーム技術・評価,学生セッション,コンピュータと人間社会,情報処理学会創立50周年記念)
- 2ZJ-1 AR空間における背景画像と仮想物体の光学的整合性の改善(AR基礎,学生セッション,インタフェース,情報処理学会創立50周年記念)
- 1ZF-8 触覚のみで運用可能な入出力インタフェースの開発(ペンとタッチ,学生セッション,インタフェース,情報処理学会創立50周年記念)
- 演奏表情付けシステムのためのユーザ主導型音楽構造分析
- 関西学院 CCD グループスタジオレポート
- 音楽情報科学研究のための共通データフォーマットの確立を目指して(報告と共通基盤)
- 演奏表情付けコンテストPre-ICMPC-Renconの実施概要と結果報告(表情付け・分析)
- スラーに基づく演奏表現 : パラメータ推定と生成手法の考察(音楽知覚・分析)
- オーケストラ指揮におけるリハーサルの過程に焦点を当てた指揮システム"VirtualPhilharmony"
- ソーシャル恋愛ゲーム『レンジできゅんっ☆してっ』の開発とユーザ拡散状況に関する考察
- 演奏表情付けコンテストSMC-Rencon開催報告
- 演奏表情付けコンテストPre-ICMPC-Renconの実施概要と結果報告(表情付け・分析)
- Rencon の現状報告とICMPC-Rencon'08の実施計画について(報告と共通基盤)
- 生成系音楽支援システムの Directability 視点からの考察(音楽情報処理)
- スラーに基づく演奏表現の一検討
- ラウンドテーブル 科学が拓く音楽教育研究の可能性 (第42回大会報告)
- 楽譜に基づく鍵盤楽器演奏の統計的モデル化手法
- デモンストレーション: 音楽情報処理の研究紹介XII
- E-040 関係調を考慮したパラメータ共有HMMに基づく音響信号の自動和音認識の検討(音楽情報科学(MUS),E分野:自然言語・音声・音楽)
- 生成音楽評価の20年
- 評価のための問題設定:演奏支援システムの事例から
- 演奏表情付けにおける合同聴取評価:出展を通じた評価の再考
- 指揮システム:"VirtualPhilharmony"楽器ごとの個別タイムラインによるスケジューラ管理
- デモンストレーション:音楽情報処理の研究紹介XIII