演奏表情付けにおける合同聴取評価:出展を通じた評価の再考
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概要
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音楽情報処理の生成系研究のひとつである演奏表情付け研究における評価手法のひとつとして,複数の表情付けシステムを一同に集めて演奏表現を聴き比べ,人間の主観評価を得ることが挙げられる.システム開発者にとっては,大規模な主観聴取評価が得られると共に,共通の聴取被験者群を相手にシステム間の演奏比較ができるといった大きな参加メリットがある.他方,このような 「合同聴取評価」 においては,各システムは定められた生成条件に従って演奏を生成せねばならないため,そのためのシステム変更や本番を想定した演奏生成過程の練習などを行う必要がある.本稿では,合同聴取評価への出展事例として,3 つの演奏生成システムを取り上げ,各システムの出展目的や実施プロセス,評価を受けての研究上の考察を紹介する.さらに,これらの共通見解を足がかりにして合同聴取評価の再考を行う.
- 2014-02-16
著者
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