『介護福祉学』誌にみる介護福祉学の研究傾向 : 論文タイトルを用いたテキストマイニングから
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概要
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[目的]本研究は,日本介護福祉学会が創設20年という節目を迎えたことを踏まえ,これまでの介護福祉学の研究傾向について振り返り,これからの介護福祉学に求められる学問研究の蓄積について示唆を得ることを目的とした.[方法]分析の対象は,『介護福祉学』(創刊号〜第18巻第2号)の掲載論文の公表時期および論文タイトルであり,KH Coderを用いてテキストマイニング分析を行った.[結果]その結果,上位150語の頻出語からは研究傾向や特徴が確認できた.また,共起ネットワークからは8つのカテゴリーを作成,介護福祉学の研究傾向におけるキーワードが抽出できた.さらに,対応分析からは研究村象と研究方法の視点から論文公表時期別における一定の研究傾向がみられた.[考察]これらの結果から今後「介護福祉学」の蓄積に向けた学問研究においては,社会のニーズにこたえるといった役割をにないつつ,実証的研究の積み重ねに向けた努力がさらに求められることが示唆された.
- 2013-10-01
著者
-
原野 かおり
岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科
-
谷口 敏代
岡山県立大学保健福祉学部
-
谷川 和昭
関西福祉大学社会福祉学部
-
趙 敏廷
岡山県立大学保健福祉学部
-
松田 実樹
岡山県立大学保健福祉学部
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原野 かおり
岡山県立大学保健福祉学部
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