歩行・トイレ自立の可否について回復期脳卒中患者の帰結予測 : Functional Reach(FR)を用いた予測方法の検討

概要

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【目的】自宅退院の条件として、歩行・トイレの自立を挙げる脳卒中患者や家族は少なくない。本研究では、Functional Reach(FR)を予測指標とし、回復期脳卒中患者の歩行・トイレ自立の可否について、帰結予測方法の検討を行うことを目的とした。【方法】対象者は、回復期病棟に入院した脳卒中患者11名とした。対象者の退院時日常生活動作(Activities of Daily Living : ADL)を、1,屋内歩行修正自立以上に至った群(≧屋内歩行修正自立群)、2,屋内歩行修正自立に至らなかったが、トイレ動作修正自立に至った群(≧トイレ修正自立群)、3,トイレ動作監視以下にとどまった群(≧トイレ監視群)の3郡の帰結に分類し、基本情報、入院時・1ヶ月・2ヶ月経過時点でのFR・機能的自立度評価法(Functional Independent Measure:FIM)運動項目合計点の群間比較を行った。【結果】FIM運動項目合計点は入院時おり、FRにおいても入院から1ヶ月経過時点で帰結間の層別化を認めた。【結論】回復期脳卒中患者に対する退院時歩行・トイレ自立の可否についての帰結予測は、入院から1ヶ月時点でのFRを指標とし加納である。