林道と林内でバードウォッチングの効率に違いはあるのか?
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概要
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都市近郊林で林道と林内のバードウォッチングの効率について調べた。プロットセンサス法を用いて,都市近郊林の幅3mの林道上と林道から50m離れた場所で鳥類の出現種数,合計出現頻度,見やすさ,バードウォッチングの成果を示す指数「総合評価値」を比較したところ,多くの場所で差は認められなかった。また,林道と林内で鳥種別の出現頻度を検討したが,林道で出現頻度が低い種は見られなかった。よって,林道では林内と同程度の効率で鳥類を観察することが可能であることが示された。
- 東北森林科学会の論文
- 2002-03-31
著者
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