鉄筋コンクリート構造における設計課題の実施による学習効果
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概要
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近年,学生の学習効果の向上を目的としてアクティブラーニング型の授業が求められている。アクティブラーニングの手法は種々考案されているが,PBL(Project Based Learning)はそれらの代表格であろう。筆者らはアクティブラーニングやPBL が注目される以前より,建築系科目である鉄筋コンクリート構造を対象に,学生の学習意欲の向上を目的とした設計課題に取り組んできている。稼働中のプロジェクトではなく,協働を伴わないため純粋なPBL とは異なるが,学生独自の課題に取り組み,最終成果は構造安全性が確保された実際に建設することのできる設計物となっている。本論では,本課題に関する詳細を述べるとともに,本課題に取り組むための授業方法について述べる。最後に,2011 年に実施した本課題に対する学生の授業アンケート結果を示し,この取り組みに対する授業評価や有効性について論じる。
- 2013-03-00
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