建築構造に対する学生の力学的感性に関する考察 -軽量構造の耐カコンテストを通して-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
建築構造は、地震、台風、積雪などに対して、建築物が損傷・倒壊しないようにするには、どのように建物の骨格を構成するかを、数学・物理、材料力学の基礎知識を用いて学ぶ分野である。学生がイメージし、もしくは設計した建物の骨格(構造体)が力学的に合理的であるかを確認する機会を設けることは、学生に建物全体の構造安全性を理解させる意味で非常に有意義である。建築系サークルのーっである構造研究会では、学生が建築物に生じる力の配分をイメージし、その力配分に適した骨格を具体化させ、思い描いた構造体が合理的であるか否かを実感させる試みを行っている。この試みは、「軽量構造の耐カコンテスト」と呼ばれている。本報告では、軽量構造の耐カコンテストにおいて、構造物の強さを確保し、且つ軽量な構造を実現するために、学生がどのようにして構造体を構成する工夫を行ったかを調査し、どのような力学的な感性が学生に定着しているかを考察する。
- 2008-03-01
著者
関連論文
- 4枚合わせHP Shellの稜線部の角度がシェルの力学的性状に及ぼす影響について(構造・材料系)
- 20469 過大な積雪荷重を受ける空気膜構造の大変位挙動解析(膜構造:解析・施工,構造I)
- 建築構造に対する学生の力学的感性に関する考察 -軽量構造の耐カコンテストを通して-
- 有限要素法を用いたシステムトラスの座屈後挙動解析法
- 20411 木造ラチスドーム接合部の曲げ変形挙動における接触解析(立体骨組構造の実験,構造I)
- 発展する地域連携プロジェクト 新しいあかりのかたち : 月見光路2007
- 20363 トポグラフィシェルの力学的性状に関する解析的研究
- 20362 トポグラフィシェルの力学性状に関する実験的研究 : その 4 積層時のパーツ自重による変形・応力について
- トポグラフィシェルの力学性状に関する実験的研究 : その5 : 積層する上でのたわみによる影響について
- 20369 トポグラフィシェルの力学的性状に関する実験的研究 : その3:稜線部での応力集中と補強の効果について 全体実験(コンクリートシェル(2),構造I)
- 20368 トポグラフィシェルの力学的性状に関する実験的研究 : その2:稜線部での応力集中と補強の効果について パーツ実験(コンクリートシェル(2),構造I)
- 20367 プレキャスト・プレストレス工法を応用したシェル構造に関する研究(コンクリートシェル(2),構造I)
- トポグラフィシェルの力学的性状に関する実験的研究 : その4:稜線部での応力集中と補強の効果について-全体実験-(構造・材料系)
- トポグラフィシェルの力学的性状に関する実験的研究 : その3:稜線部での応力集中と補強の効果について-パーツ実験-(構造・材料系)
- 20487 変形逆WT型ユニットを用いた空間構造システムの研究開発
- 20429 トポグラフィシェルの力学的性状に関する実験的研究 : 荷重モードによる影響
- トポグラフィシェルの力学的性状に関する実験的研究 : その2:積層過程および完成時の力学性状(構造・材料系)
- トポグラフィーシェルの力学的性状に関する実験的研究(構造・材料系)
- 木材の特性を考慮した木造軸組構法のほぞ差し接合部解析モデルの提案 : その2 実験と解析との比較(材料・構造系)
- 木材の特性を考慮した木造軸組構法のほぞ差し接合部解析モデルの提案 : その1 実験結果と考察(材料・構造系)
- 22185 木造軸組のほぞ差し接合部解析モデルの提案 : (その1)実験結果と考察(モーメント抵抗接合(2),構造III)
- 22186 木造軸組のほぞ差し接合部解析モデルの提案 : (その2)実験と解析(モーメント抵抗接合(2),構造III)
- 10-330 建築系学科における専門領域導入プログラムの検証 : 金沢工業大学2年次講義科目「コアガイド」を事例として(口頭発表論文,オーガナイズドセッション「大学全入時代の工学教育のあり方」-IV)
- 優秀賞 : 地方都市の中心市街地の再生計画:防災建築街区の再生を核として(2010年度日本建築学会技術部門設計競技入選作品「建築ストックを活用した新たなビジネスモデルのための技術とデザイン」)
- 20375 正負繰り返し載荷を受けるクランクを有する鉄筋コンクリート耐震壁の有限要素解析(コンクリートシェル(3),構造I)
- 20261 鉄筋コンクリート偏平球形シェルの耐力に関する研究
- 2895 載荷点のワッシャの面積を考慮した場合の鉄筋コンクリート球形シェルの数値解析
- 木造軸組構法における長ほぞ込栓打ち接合部の応力伝達に関する実験的研究
- 1398 コンクリートの品質に及ぼす施工欠陥の影響 : その3. 降雨時期と締固め(打込み・打継ぎ・養生(1),材料施工)
- 22168 梁-柱有限要素によるほぞ差接合部の木造軸組解析用モデルの検討 : (その1)ほぞ接合部の曲げ実験(モーメント抵抗接合,構造III)
- 22169 梁-柱有限要素によるほぞ差接合部の木造軸組解析用モデルの検討 : (その2)実験と解析との比較(モーメント抵抗接合,構造III)
- 20369 RC曲面構造における複合非線形挙動の予測に関する検証の試み : その1 検証モデルによる実験と解析の計画について(RCシェル(2),構造I)
- 22087 ほぞ接合部の力学的特性を組み込んだ伝統木造軸組部材の解析モデル(柱頭柱脚接合部,構造III)
- RC造腰壁の形状、寸法の違いが柱の破壊性状に及ぼす影響(その2) : 壁長比、壁厚比の違いについて(構造・材料系)
- 23114 RC造腰壁の形状、寸法の違いが柱の破壊性状に及ぼす影響 : 壁長さ、壁厚、偏心の違いについて(柱(10),構造IV)
- RC造腰壁の形状、寸法の違いが柱の破壊性状に及ぼす影響 : 壁長さ、壁厚、偏心の違いについて(構造・材料系)
- 23197 柱周囲の雑壁が柱の破壊性状に及ぼす影響 : 腰壁の長さと厚みの違いについて(柱(4),構造IV)
- 柱周囲の雑壁が柱の破壊性状に及ぼす影響 : 腰壁の長さと厚みの違いについて(構造・材料系)
- 23197 RC造腰壁の形状、寸法の違いが柱の破壊性状に及ぼす影響 (その2) : 壁長比、壁厚比の違いについて (解析による検討)(柱 (7), 構造IV)
- 22071 木造軸組における接合部の実験的検討及び解析モデルの提案(柱頭柱脚接合部,構造III)
- 木造軸組における接合部の実験的検討及び解析モデルの提案(構造・材料系)
- 22053 木造軸組における木材のめり込みを考慮したほぞ差し接合部の解析モデルの提案 : (その2) 解析(柱頭・柱脚接合 (2), 構造III)
- 22052 木造軸組における木材のめり込みを考慮したほぞ差し接合部の解析モデルの提案 : (その1) めり込み理論式の検討(柱頭・柱脚接合 (2), 構造III)
- 木造軸組における木材のめり込みを考慮したほぞ差し接合部の解析モデルの提案(構造・材料系)
- 2-6 積雪荷重が円筒形単層ラチスシエルの力学性状に及ぼす影響に関する解析的研究(材料・構造系)
- 木造軸組接合部の解析モデルの提案(構造・材料系)
- 2-7 木造小屋組の鉛直載荷実験(材料・構造系)
- 2-7 豪雪で被害を受けた木造建物の被害発生に関する考察(材料・構造系)
- 2-6 自己釣合応力を設計変数としたテンセグリティー構造の剛性最大化(材料・構造系)
- 徳島県に建つ古民家の構造詳細調査及び実大実験 : 一方向静的加力実験及び倒壊実験(構造・材料系)
- 20439 鉄筋コンクリートシェルの耐震性能評価について : その2 実構造物の弾塑性地震応答解析例
- 地震力を受けるクランク型RC耐震壁の力学性状(構造・材料系)
- 地震力を受けるクランク型RC耐震壁の力学性状(構造・材料系)
- 22040 積雪荷重を受ける木造軸組構法建物の耐カ予測 : その1 汎用構造解析プログラムによるほぞ仕口部の解析モデル(継手・仕口(2),構造III)
- 20194 目的関数が自己釣合応力の二次形式となるテンセグリティー構造の剛性最大化問題(最適設計(2),構造I)
- 柱の傾斜復元力を考慮した木造軸組解析モデル(構造・材料系)
- 2-3 水平調和地動を受ける四角柱のロッキング現象に関する加振実験と数値解析(材料・構造系)
- 22026 徳島県に建つ古民家の構造詳細調査及び実大実験 : その1 調査の概要(伝統民家・寺社・塔・木橋,構造III)
- 22027 徳島県に建つ古民家の構造詳細調査及び実大実験 : その2 実験の概要(伝統民家・寺社・塔・木橋,構造III)
- 2-2 線形系の総エネルギー入力に関する簡易推定法の検討と採用スペクトルによるエネルギー算定値の比較(材料・構造系)
- 摂動法を用いた複合荷重を受ける弾性構造物の安定境界解析
- 20452 剛体変位を評価する移動座標を用いた膜構造の有限要素解析(膜構造:解析・実験,構造I)
- 20145 摂動解法による複合荷重を受ける立体トラスの安定境界解析(幾何学的非線形解析, 構造I)
- 20144 複合荷重を受ける弾性保存系の安定境界予測手法 : (その1)摂動法を用いた解法(有限変形解析,構造I)
- 20145 複合荷重を受ける弾性保存系の安定境界予測手法 : (その2)数値解析例(有限変形解析,構造I)
- 20175 増分摂動法を用いた固有経路の追跡および複素分岐点の予測手法(臨界現象・接触問題,構造I)
- 非保存系の臨界挙動解析における動的安定限界の条件(構造・材料系)
- 22280 水平調和地動を受ける角柱の動揺現象に関する加振実験(伝統構法:振動(2),構造III)
- 2-7 ほぞ接合部の力学的特性を組み込んだ伝統木造軸組部材の解析モデル(材料・構造系)
- 水平調和地動を受ける円筒形柱の動揺現象に関する加振実験と数値解析(構造・材料系)
- 異なる荷重形式に対する膜曲面の裁断図(材料・構造系)
- 剛体変位を評価する移動座標を用いた平面膜の数値解析法(構造・材料系)
- 2-3 強制水平変位を受ける円柱の分岐挙動解析(材料・構造系)
- 2-6 部材構成要素間の接触を考慮したラチスドーム接合部の曲げ変形解析(材料・構造系)
- 在来構法木造建物の屋根雪下ろし時期の判断基準に関する研究 : (その2)幹部折損防止用の判定方式の提案 : 構造系 : 北陸支部
- 6. 在来構法木造建物の屋根雪下ろし時期の判断基準に関する研究 : (その2)軒部折損防止用の判定方式の提案(構造系)
- 21418 在来構法木造建物の屋根雪下ろし時期の判断基準 : (その3)屋根雪下ろし時期の判定法
- 21417 在来構法木造建物の屋根雪下ろし時期の判断基準 : (その2)軒部垂木のたわみと応力の解析法
- 21416 在来構法木造建物の屋根雪下ろし時期の判断基準 : (その1)加賀市における木造建物の雪害調査
- 過大な積雪荷重による木造建築物の倒壊挙動に関する考察
- 20420 ランダム探索を用いた展開構造の折りたたみ解析法(展開構造・ドーム,構造I)
- 20417 剛性比例型減衰モデルと初期応力の違いによるテンセグリティー構造の地震時エネルギー応答(テンセグリティ,構造I)
- 22163 木材の局部変形を考慮した長ほぞ込栓打ち仕口部の簡易力学モデル(各種接合部(3),構造III)
- 20127 強制水平変位を受ける円柱の分岐後経路解と臨界点の種類(座屈・臨界挙動,構造I)
- 鉄筋コンクリート構造における設計課題の実施による学習効果
- プロジェクトデザインIIIで実践したフォルムと力学を関連付けるデザイン教育
- 2-7 加振実験による円筒形木製水槽の地震時挙動 : (その2)自由振動実験およびスイープ実験(トピックステーマ「安心・安全な建築や都市のあり方」,材料・構造系)
- 2-7 加振実験による円筒形木製水槽の地震時挙動 : (その1)実験計画と製作及び注水時の木製水槽の歪(トピックステーマ「安心・安全な建築や都市のあり方」,材料・構造系)
- 2-7 加振実験による円筒形木製水槽の地震時挙動 : (その3)強震動実験(トピックステーマ「安心・安全な建築や都市のあり方」,材料・構造系)
- 2-102 専門基礎教育における設計課題の導入による学習効果 : 建築系科目である「鉄筋コンクリート構造」を通して((02)専門科目の講義・演習-I,口頭発表)
- 22131 加振実験による円筒形木製水槽の地震時挙動 : (その2)自由振動実験,Sweep実験および強震動実験(振動台実験(2),新工法,構造III,2012年度大会(東海)学術講演会・建築デザイン発表会)
- 22130 加振実験による円筒形木製水槽の地震時挙動 : (その1)実験計画と水槽の常時歪(振動台実験(2),新工法,構造III,2012年度大会(東海)学術講演会・建築デザイン発表会)
- 22489 鋼構造架構の横座屈補剛位置と耐力低下に関する基礎的考察(立体骨組(2),構造III,2012年度大会(東海)学術講演会・建築デザイン発表会)
- 22043 円筒形木製水槽の製作および注水時における歪分布とその変動(部材性能(3),構造III,2013年度日本建築学会大会(北海道)学術講演会・建築デザイン発表会)
- 2-6 擬似焼なまし法による膜曲面の境界座標探索(材料・構造系)
- 20445 インパルス鉛直地動を受ける立体トラス構造の動座屈挙動(立体骨組の動的挙動(1),構造I,2013年度日本建築学会大会(北海道)学術講演会・建築デザイン発表会)
- 13003 設計課題レポートのフィードバックによる鉄筋コンクリート構造教育の試み(構造・材料に関する教育,教育,2013年度日本建築学会大会(北海道)学術講演会・建築デザイン発表会)
- 20539 擬似焼なまし法による膜曲面の境界領域探索 : その1 数値解析アルゴリズム(膜構造・展開構造の形状決定,構造I,2013年度日本建築学会大会(北海道)学術講演会・建築デザイン発表会)
- 2-7 円筒形木製水槽の製作および注水時における歪分布とその変動(材料・構造系)
- 基礎と専門が連携した初年次科目「環境・建築系数理」の立ち上げと実践 その2建築系における取り組みとその効果