喫煙者および喫煙中止者の自覚的ストレス度に関する研究

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概要

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我々は地域住民の喫煙様式と心理的要因、特に自覚的ストレス度と関連を比較・検討するために調査を実施した。調査項目は喫煙習慣(喫煙の有無、喫煙本数、吸い方、喫煙期間、禁煙を試みた回数、禁煙できるまでに禁煙を試みた回数)と自覚的ストレス度である。解析では非喫煙者を基準として喫煙者および喫煙中止者の喫煙様式と強いストレスとの関連の強さを横断的に比較した。その結果、以下の点が明らかになった。1 喫煙の有無と自覚的に強いストレスとの関連は認められなかった。2 喫煙者群男女とも現在の喫煙本数、吸い方、喫煙期間と自覚的に強いストレスの関連は認められなかった。また、禁煙を試みた回数と自覚的に強いストレスとの関連も認められなかった。3 喫煙中止者群一度で禁煙ができた男性喫煙中止者で強いストレスを感じている者は非喫煙者に比較してオッズ比が1よりも有意に小さかった。しかし、男女とも以前の喫煙本数、吸い方、喫煙期間と自覚的に強いストレスとの関連は認められなかった。
1997-06-20

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