中高年男性の社会的ストレッサーに関する社会精神医学的研究(<特集>第3回日本健康医学会総会)

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概要

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千葉県-農村の中高年男性を対象に生活出来事の発生状況とうつ状態との関連を検討した。1. 生活出来事の発生状況をみると,収入の変化35.1%、家族の病気29.3%、怪我・病気18.5%、肉親の死13.2%、借金13.0%、家の改築12.3%、親友の死、子供が家を出るの順に発生頻度が高い。2. 生活出来事とうつ状態との関連について単変量解析による結果をみるとオッズ比が1より有意に大きい生活出来事は***33.72、親族とのトラブル4.03、転職3.69、上司とのトラブル2.88、怪我・病気2.82、収入の変化1.86であった。オッズ比が1より有意に小さい生活出来事はなかった。多変量解析による結果オッズ比が1より有意に大きい出来事は怪我・病気2.89、上司とのトラブル2.82であった。オッズ比が大きい傾向のある生活出来事は収入の変化、親族とのトラブルであった。オッズ比が1より有意に小さい生活出来事はなかったが、家の改築はオッズ比が小さい傾向を示した。
1994-09-01

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