続・コンピュータ・グラフィックによる立体視地形図作成プログラムの開発について -低標高山地帯の水田開発と社会資産の定着-
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概要
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前年度の報告において、阿蘇西麓の緩傾斜地における水田開発には3つの場合があり、1)最上流部急傾斜地での多段水田(棚田)の開発、2)中流域での渓流取水による谷沿いの水田開発、3)氷河期において海水面標高が20mから今日の10mに低下する過程での河川最下流、湖水合流地点での土砂堆積(図1参照)に基づく開田とした。このような水田開発の過程を想定できたのは、地形図作画をコンピュータ・グラフィクの適用によって行った、そのためと考える。しかし、一方では、一般の等高線地図(これは市場販売の真上から見た2次元平面としての等高線図)に水田を記入しただけでも、同様な想定は可能とされる。そうではなく、ここでは鳥が見たような視界を数値解析で作画し、人の持つ視界よりはるかに立派な、山の地形の立体視地図で判断したため可能になったとする。この"動物視界による立体視"によって、初めてここで示したような数値座標による地形図の解析表示が可能になったとしている。
- 2013-03-01
著者
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