高校生を対象とした当事者参加型体験プログラム「がん治療について一緒に学ぼう!」の実施と評価

概要

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科学研究費補助金に基づく独立行政法人日本学術振興会の助成を得て、高校生を対象とした当事者参加型体験プログラム「がん治療について一緒に学ぼう!」を実施、プログラムの評価を行う目的で参加者へ質問紙調査を実施した。参加者は56名であり、54名から回答を得た。結果から、内容について「期待した内容とほぼ合っていた」「期待以上であった」が9割以上であった。また、満足度については全員が「とても満足」または「やや満足」と答えていた。自由回答結果から、参加したことによって、がん治療やがん看護に対する知識や興味が深まっていたことが分かった。参加したことで、高等学校学習指導要領における、「健康の保持増進」「生涯を通じる健康」「社会生活と健康」に関する学習を深めることが期待され、自己の健康を保持・増進させるための知識を得たり、興味関心も深める効果として期待できると考える。
2012-03-22