胃瘻栄養管理児へのミキサー食導入による児・児家族のQOLの変化について

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概要

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【目的】胃瘻を造設した重症心身障害児へのミキサー食導入による患児および患児家族のQOLの変化について検討した。【対象・方法】摂食障害により胃瘻から液体経腸栄養剤投与が行われている症例の中で、2009年12月からミキサー食が導入された15例(男児9例、女児6例)を対象とした。液体経腸栄養剤の1回投与分をミキサー食に置き換え、慣れとともに食材の種類と投与量を増加させた。ミキサー食導入前後の投与回数、投与時間、排便状況、家族QOLなどについて聞き取り調査を行った。【結果】ミキサー食投与開始による新たな問題の発生はみられなかった。ミキサー食導入により児の生活環境は改善されたが、ミキサー食の準備やあとかたづけを行う家族の負担軽減が得られたのは半数であった。【結語】ミキサー食を管理する家族のQOLに大きな向上は得られなかったが、患児に対するミキサー食の満足度は高くミキサー食は有用な方法と考えられた。
2012-03-25

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