Goldmann眼圧計用ディスポーザブル・プリズムチップ(Tonosafe)を用いた眼圧測定の精度の検討

概要

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目的:ゴールドマン圧平眼圧計(GAT)とゴールドマン眼圧計用ディスポーザブル・プリズム眼圧計(Tonosafe)による眼圧測定値を比較し、その測定精度を検討し、角膜中心厚、角膜曲率半径との関係についても検討した。,対象ならびに方法:対象は角膜疾患のない健常者、および緑内障患者120例120眼で、年齢は20~85歳(平均51.0±18歳)、性別は男性57例、女性63例である。眼圧はGATとTonosafeを用いて各1回測定した。また、同時に中心角膜厚を超音波角膜厚測定装置(TOMEY社 AL1000 pachymeter )、角膜曲率半径をオートレフラクトメーター(NIDEK社 ARK-700A )にて測定した。,結果: GATによる眼圧測定平均値は15.7±6.5 mmHg、Tonosafeによる眼圧測定平均値は16.2±6.4mmHgとなり、Tonosafeの方が0.47mmHg高い値となった(p<0.01)。相関係数は0.990で、両者の関係は高い相関を示していた。また、TonosafeとGATによる眼圧測定値の差と中心角膜厚および角膜曲率半径の間に関連は認められなかった。,結論:Tonosafeの精度は良いものと思われた。しかし、症例により2つの測定器具の眼圧差が異なるため、得られた眼圧値の評価に注意するべきである。
2012-01-31