LSIの信頼性と保全性 : 電流が教える劣化の兆候(2011年度第1回フォーラムより〜信頼性・安全性に関する特別セミナー〜)
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概要
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20世紀末霞ヶ関局で発生した電子交換機事故は社会に大きな影響を与えた.原因は1個のLSIに形成された1μmφのピンホールにあった.この故障LSIの解析に携わったことでLSIと共にLSIを組み込んだシステムの信頼性と保全性を考える切欠となった.LSIの故障は信頼性保証に分類される偶発故障であったがこのLSIを組み込んだシステムの保全性を考えたとき,偶発故障といえどもシステムダウンに至る劣化の兆候を検出する技術の必要性を感じた.星の王子さまはキツネから「大切なことはみえないのだ」と教えられる.品質とは正常動作が当たり前とされる裏で維持管理される"みえない技術"によりもたらされるものであり,マネジメントそのものである.
- 2011-11-01
著者
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