藍野学院短期大学における卒業生動向と職業的同一性

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概要

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藍野学院短期大学は1期生卒業後の10年間に800名以上を社会に送りだしてる。今回、住所の判明した745名を対象に卒業後の動向と職業的同一性について調査を実施した。有効回答数は322名(43.2%)であった。その結果、7割以上の卒業生が看護職に従事しており、本学の卒業生は社会的貢献を果たしていることが明らかになった。さらに、職業的同一性得点を看護職としての就業年数の長さで比較すると、年数が長くなるにつれ得点数が上昇しており、職業的同一性は高まっていた。退職経験者が半数近くいたが、退職経験の有無と職業的同一性に関連はなかった。しかし、6年以上の就業継続者の中でも、同一施設で就業を継続していた群の職業的同一性得点は高く、退職せず就業し続ける意義が高いことが示唆された。
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