看護短大生における問題対処行動の変化 : 臨地実習が及ぼす影響

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概要

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臨地実習が看護短大生の「対処行動」に及ぼす影響を知るために、臨地実習の前後すなわち基礎看護実習終了時から国家試験までの期間に、同一学生に対し継続的に4回、質問紙を用いた調査を行った。その結果、対処行動の5つの因子のうち『問題中心対処』を除く他の4つの因子、すなわち『希望的観測』『社会的援助の探究』『回避・依存』『自己非難』において大きな変化が見られた。2回生時と3回生時の対処行動を比べると、3回生時の結果が2回生時のものより高く、臨地実習が対処行動に良い影響を及ぼしていることがわかった。なお、2回生時においては『社会的援助の探究』の因子得点は2回生時において最も高く、『問題中心対処』は3回生時において低かった。また、『回避・依存』の因子得点はどの時期においても低かった。
藍野大学の論文

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