小学校教師の理科野外観察に関する実態調査
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概要
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本研究は、小学校教師が理科で野外観察を実施しない単元とその原因の実態を明らかすることを目的とした。826名の小学校教師を対象としたアンケート調査の結果、小学校理科で野外観察を必要とする14単元のうち地学分野の「月と星」と「大地のつくりと変化」の2単元を除けば、約9割の教師は苦手意識をもちながらも野外観察を実施していることがわかった。教師の性、教職経験年数、好きな分野や自信は、野外観察の実施に大きな影響を与えていなかった。野外観察を実施しない場合の最も大きな原因は、専門的知識や指導技術の不足であった。教師の大学時代における専門的知識や指導技術の取得が野外観察の実施に重要と考えた。
- 2011-02-28
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