東京湾表層堆積物中の多環芳香族炭化水素類の分布と特徴(<特集>東京湾)
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概要
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Polycyclic aromatic hydrocarbons (PAH: Phenanthrene+Anthracene, Fluoranthene, Pyrene, Chrysene+Triphenylene+Benzophenanthrene, Benzofluoranthenes, Benzo(a)pyrene +Benzo(e)pyrene and perylene) were measured in 19 surface sediment samples from Tokyo Bay. The range of total PAH concentatrations is 264-1489 ng/g-dry sediment. PAH concentrations are lower for the southeastern area of the bay and higher for the western area. Sediment samples taken near the mouths of Rivers Sumidagawa, Arakawa and Nakagawa showed high PAH concentrations, suggesting that rivers are an important route for supplying PAH to the bay sediments. Distance indices were calculated to examine the similarity among samples in terms of the relative abundance of individual PAH. Samples except for 3 samples were classified into two clusters by cluster analysis of distance indices. The difference of two clusters seems to reflect the difference in the residence time of PAH in the bay water.
- 日本地球化学会の論文
- 1983-05-30
著者
-
塩谷 真
東京都立大学・理学部化学教室
-
石渡 良志
Department Of Chemistry Faculty Of Science Tokyo Metropolitan University
-
尹 順子
東京都都立大学理学部化学教室
-
石渡 良志
東京都都立大学理学部化学教室
-
尹 順子
Department of Chemistry, Faculty of Science, Tokyo Metropolitan University
-
塩谷 真
Department of Chemistry, Faculty of Science, Tokyo Metropolitan University
-
松本 英二
Marine Geology Department, Geological Survey of Japan
-
松本 英二
地質調査所海洋地質部:(現)名古屋大学水圏科学研究所
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