日本語続け字を対象とした特徴グラフに基づく文字認識アルゴリズムの改良(一般,コンカレントシステム及び一般)

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概要

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本稿では,続け字を含む日本語を対象とした,特徴グラフに基づく手書き文字認識手法の改善について述べる.特徴グラフとは文字の構造を表現するグラフである.これまでの手法では,対象文字列の上端から順に,既知の文字の典型的な構造を表す代表グラフと同形の部分グラフを求め,その周辺の領域の構造を表す特徴グラフと既知文字の特徴グラフとの間の類似性を評価し,最も類似性の高い既知文字としてその領域を認識する.しかし,この手法には,同形部分グラフを何度も求める必要がある,一つの文字の認識結果がそれ以降の結果に大きく影響を与える,などの問題がある.そこで本稿では,代表グラフの連結成分からなる基礎成分表を導入し,それを用いてこれらの問題点を解決する新たな手法を提案する.
2011-01-13

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